住まいの顔となる玄関は、注文住宅の中でもこだわりたい部分のひとつではないでしょうか。玄関はお客さんを迎え入れる場所にもなるので、住まい全体のイメージを良くするためにもこだわっておきたいですね。では、どのような玄関にすると良いのでしょうか。玄関づくりのポイントをまとめておきます。
玄関ドアの種類ごとの特徴
玄関のドアには主に5つの種類があります。フルオーダーの注文住宅では、どのドアにするか決めることができますので、まずはドアの種類を決めましょう。
片開きドア
一枚扉のドアで一番多く利用されているドアになります。デザインが豊富にあるので、気に入ったドアを見つけやすいでしょう。ただし横幅は狭いので、家具や家電の搬入の際に大きなものは、玄関から運べないということがあります。
親子ドア
2枚扉タイプの親子ドアは、大きな家具や家電も搬入しやすいです。小さな扉は、普段は使わないようにしておくこともできます。光を取り入れやすいので、玄関が明るくなるでしょう。
両開きドア
左右の扉が開くタイプです。こちらも大きな家具や家電を搬入しやすいです。さらに玄関が広々と感じられます。
スライディングドア
スライドして扉を開けます。車いすやベビーカーで出入りする際も使いやすい扉です。バリアフリーにしたい場合は、こちらの扉がおすすめです。
引き戸
ベビーカーや車いすの場合、引き戸だと利用しやすいです。
注文住宅の玄関づくりのポイント
注文住宅の玄関づくりでは、どのようなことを重視すれば良いのでしょうか。ポイントをまとめておきます。
玄関と全体のデザインを同じにする
おしゃれな玄関にしようと変わったデザインのドアをつけてしまうと、住まい全体のバランスが崩れてしまいます。デザインの調和を意識してドアを選びましょう。ひさしや屋根もトータルで考えてデザインしてください。
宅配ボックスやポスト、インターフォンの位置も大事
玄関周辺には、宅配ボックスやインターフォン、ポストなどがあります。これらの位置もよく考えましょう。使いやすい、分かりやすい位置に配置してください。
ドアや窓から光が入るように
暗い玄関にならないようにするため、ドアや窓から光が入るようにしましょう。採光を意識してください。
断熱性を高めるドアを選ぶ
住宅全体の断熱性を高めること、快適に過ごせる住まいになります。ドアも断熱性が高いものにしましょう。
防犯仕様のドアを選ぶ
ドアや窓は防犯性の高いものを選ぶようにしましょう。
玄関収納を考える
玄関に何を置くことが多いのか、どのような収納が必要なのかは、それぞれのご家庭で異なるでしょう。玄関まわりでどれくらいの収納スペースが必要なのか書き出して、玄関の収納場所つくりましょう。
注文住宅の玄関でありがちな失敗
注文住宅の玄関で、ありがちな失敗事例をまとめておきます。失敗事例を知ることで、事前にそのような設計にならないように回避することができます。
狭くて使いにくい
玄関が狭いと出入りしにくく、使いにくいと感じてしまいます。玄関のスペースはできるだけ広めに取りましょう。玄関は収納スペースも必要です。収納スペースがないと、玄関まわりが、ごちゃごちゃしてしまい余計に狭く使いづらいと感じてしまいます。収納があることで、玄関がすっきりします。
玄関が暗い
玄関の近くに窓がないと全体的に暗い印象になります。1日中照明をつけていなくても明るい玄関になるようにしましょう。玄関ドアにスリット状の窓を取り付けることで、光を取り入れやすくなります。
おしゃれじゃない
玄関をおしゃれに見せたいという人は多いのではないでしょうか。お客様をお出迎えする場所にもなりますので、玄関は綺麗にしておきたいですね。玄関からリビングの距離も考えておきましょう。リビングが丸見えになってしまうとあまり良い印象になりません。玄関には、観葉植物や絵画を飾るなど、インテリアにもこだわってみてください。
外観がイマイチ
玄関は、玄関ポーチも含まれます。またドアも玄関なので、ドアのデザインがイマイチだなと感じてしまうと、玄関も残念な仕上がりとなってしまうのです。家全体のバランスも考えたドア選びや玄関のデザイン設計が必要でしょう。
収納が足りない
靴が好きな人は、シューズボックスにしっかり靴が収納できるように、大きめの収納スペースが必要でしょう。ほかにも玄関まわりに収納したいものは色々あると思います。それらがしっかりと収納できるように、十分なスペースを確保しましょう。
まとめ
注文住宅の玄関について、どのような玄関にすれば良いのかお伝えしました。失敗事例もお伝えしていますので、失敗しないためにどうすれば良いのかもよく理解できたのではないでしょうか。注文住宅では、住まい全体のバランスを考えて間取りやデザイン、設備を決める必要があります。理想の住まいになるように、バランスを考えて決めましょう。